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スタッフ＆キャスト別データ

ジョン・Ｐ・フルトン John P. Fulton

　　解　　説■ （？〜1966）30年間で120本もの作品を手掛けた特殊効果マン。
アカデミー特殊視覚効果賞は『ダニー・ケイの 天国と地獄』『十戒』で受賞、他に4回ノミネートされた。
1920年代初め、アシスタント・カメラマンとして映画界に入る。その後カメラマンとしてヘンリー・キング監督の『地獄の波止場』等の撮影を担当するまでになるがその間に特殊効果に関心を持ち研究を重ねる、そこに当時特殊効果の重要性を感じていたユニヴァーサルからの誘いがかかり、これを受諾し希代の効果マン、フルトンの真のキャリアがここから始まる。
ユニヴァーサル時代には『ドラキュラ』『フランケンシュタイン』『狼男』などのシリーズ物にその腕を揮うが、なんといっても『フランケンシュタインの花嫁』における小人達の合成と、初期のベスト・ワークであろう『透明人間』が印象的であった。
その後、 ユニヴァーサルを離れサミュエル・ゴールドウィンのもとで働いていたところ、1953年に他界したゴードン・ジェニングスの代りに”あのシーン”を映像化できる男を探していたパラマウントから声がかかる。”あのシーン”そう、デミル監督の執念の映画化『十戒』の「紅海真っ二つ」のシーンである。当然プレッシャーも凄いものがあったと思われるが見事に応え彼最大の、そして映画史上に残る名場面となった。
パラマウント時代のヒッチコック監督作品やジョージ・パル製作作品などにも手腕を揮っているが、ＳＦ作品に彼の本当の力を発揮出来るものが無かったのが惜しまれる。
フルトンが出ていったあと、1950年代にＳＦ映画ブームに乗り遅れてはならぬと焦った ユニヴァーサルは大傑作『キング・コング』に参加していたひとりの男を特撮マンに抜擢し、名作『宇宙水爆戦』 を発表する。その特撮マン・・・・クリフォード・スタイン。
（資料協力：skydog氏）
　
作　　品■『彼女は戦ひに行く』(1929 : Cinematographer)
■『地獄の波止場』(1930 : Cinematographer)
■『The Eyes of the World』(1930 : Cinematographer)
■『フランケンシュタイン』(1931 : Special Effects)
■『魔人ドラキュラ』(1931 : Matte Artist)
■『ミイラ再生』(1932 : Special Effects)
■『モルグ街の殺人』(1932 : Special Effects)
■『透明人間』(1933 : Special Effects)
■『One More River』(1934 : Special Effects)
■『黒猫』(1934 : Special Effects)
■『フランケンシュタインの花嫁』(1935 : Special Photographic Effects)
■『不在証明（アリバイ）なき殺人』(1935 : Photographic Effects)
■『お人好しの仙女』(1935 : Special Effects)
■『幻しの合唱』(1935 : Special Effects)
■『The Night Life of the Gods』(1935 : Special Effects)
■『Werewolf of London』(1935 : Special Effects)
■『The Great Impersonation』(1935 : Special Photography)
■『透明光線』(1936 : Special Photography)
■『女ドラキュラ』(1936 : Special Cinematographer)
■『ショウ・ボート』(1936 : Special Effects)
■『Sutter's Gold』(1936 : Cinematographer)
■『Three Smart Girls』(1936 : Special Effects)
■『My Man Godfrey』(1936 : Special Effects)
■『Two in a Crowd』(1936 : Special Effects)
■『Magnificent Brute』(1936 : Special Effects)
■『Top of the Town』(1937 : Special Effects)
■『フランケンシュタインの復活』(1939 : Special Effects)
■『インビジブル・ウーマン（原題）』(1940 : Special Photographic Effects)
■『透明人間の帰還』(1940・未 : Special Effects)
■『狼男（狼男の殺人）』(1941・日本劇場未公開 : Special Effects)
■『This Woman Is Mine』(1941 : Special Effects)
■『Keep 'Em Flying』(1941 : Special Effects)
■『透明エージェント』(1942・未 : Special Photographic Effects)
■『ミイラの墓場』(1942・未 : Special Effects)
■『荒鷲戦隊』(1942 : Special Effects)
■『夜の悪魔』(1943 : Special Effects)
■『フランケンシュタインと狼男』(1943・未 : Special Effects artist)
■『ガン・ホー／突撃！ニッポン株式会社』(1943・未 : Special Photographic Effects)
■『駆潜艇Ｋ−２２５』(1943 : Special Photographic Effects)
■『Calling Dr. Death』(1943 : Special Effects)
■『フランケンシュタインの家』(1944 : Special Effects)
■『透明人間の復讐』(1944 : Special Effects)
■『Weird Woman』(1944 : Special Effects)
■『The Scarlet Claw』(1944 : Special Effects)
■『Cobra Woman』(1944 : Special Effects)
■『Gypsy Wildcat』(1944 : Special Photography)
■『The Mummy's Curse』(1944 : Special Effects)
■『ドラキュラとせむし女』(1945 : Special Effects director)
■『ダニー・ケイの 天国と地獄』(1945 : Special Effects)
■『The Woman in Green』(1945 : Special Effects)
■『スーダンの砦』(1945 : Special Photography)
■『The Strange Affair of Uncle Harry』(1945 : Special Photography)
■『Scarlet Street』(1945 : Special Effects)
■『気まぐれ天使』(1947 : Special Effects)
■『The Sin of Harold Diddlebock』(1947 : Special Effects)
■『ヒット・パレード』(1948 : Special Effects)
■『タルサ』(1949 : Special Photographic Effects)
■『愚かなり我が心』(1949 : Special Effects)
■『底抜けふんだりけったり』(1953 : Special Photographic Effects)
■『黒い絨毯』(1954 : Special Effects)
■『麗しのサブリナ』(1954 : Special Effects)
■『裏窓』(1954 : Special Effects)
■『底抜けニューヨークの休日』(1954 : Special Effects)
■『喝采』(1954 : Special Photographic Effects)
■『豪傑カサノヴァ』(1954 : Special Photographic Effects)
■『トコリの橋』(1954 : Special Effects)
■『About Mrs. Leslie』(1954 : Special Photographic Effects)
■『あの手この手』(1954 : Special Effects)
■『ホワイト・クリスマス』(1954 : Special Photographic Effects)
■『巨象の道』(1954 : Special Photographic Effects)
■『アマゾンの秘宝』(1954・日本劇場未公開 : Special Photographic Effects)
■『泥棒成金』(1955 : Special Effects)
■『ハリーの災難』(1955 : Special Effects)
■『追われる男』(1955 : Special Photographic Effects)
■『宇宙征服』(1955 : Special Effects)
■『テキサスの白いバラ』(1955・日本劇場未公開 : Special Effects)
■『バラの刺青』(1955 : Special Effects)
■『戦略空軍命令』(1955 : Special camera Effects)
■『俺たちは天使じゃない』(1955 : Special Effects)
■『お若いデス』(1955 : Special Photographic Effects)
■『十戒』(1956 : Special Photographic Effects)
■『底抜け西部へ行く』(1956 : Special Photographic Effects)
■『知りすぎていた男』(1956 : Special Effects)
■『ダニー・ケイの黒いキツネ』(1956 : Special Effects)
■『底抜けコンビのるかそるか』(1956 : Special Effects)
■『山』(1956 : Special Effects)
■『雨を降らす男』(1956 : Special Effects)
■『The Search for Bridey Murphy』(1956 : Special Effects)
■『三人のあらくれ者』(1956 : Special Effects)
■『放浪の王者』(1956 : Special Effects)
■『ＯＫ牧場の決斗』(1957 : Special Effects)
■『さまよう青春』(1957 : Special Effects)
■『パリの恋人』(1957 : Special Effects)
■『ボー・ジェームス』(1957・日本劇場未公開 : Special Photographic Effects)
■『抱擁』(1957 : Special Photographic Effects)
■『ロンリーマン』(1957 : Special Effects)
■『大海賊』(1958 : Special Photographic Effects)
■『ニューヨークの怪人』(1958 : Special Effects)
■『Hot Spell』(1958 : Special Effects)
■『月夜の出来事』(1958 : Special Effects)
■『宇宙船の襲来』(1958・日本劇場未公開 : Special Photographic Effects)
■『花嫁売り込み作戦』(1958・日本劇場未公開 : Special Photographic Effects)
■『宇宙の子供』(1958 : Special Effects)
■『Spanish Affair』(1958 : Special Photographic Effects)
■『セントルイス・ブルース』(1958 : Special Effects)
■『めまい』(1958 : Special Effects)
■『腰抜け列車強盗』(1959 : Special Effects)
■『果てしなき夢』(1959 : Special Effects)
■『底抜け船を見棄てるナ』(1959 : Special Effects)
■『ガンヒルの決斗』(1959 : Special Photographic Effects)
■『底抜け宇宙旅行』(1960 : Special Effects)
■『西部に賭ける女』(1960 : Special Photographic Effects)
■『ティファニーで朝食を』(1961 : Special Effects)
■『片目のジャック』(1961 : Special Photographic Effects)
■『The Ladies' Man』(1961 : Special Effects)
■『ダニー・ケイの替え玉作戦』(1961 : Special Photographic Effects)
■『肉体のすきま風』(1961 : Special Effects)
■『よみがえるブルース』(1961・日本劇場未公開 : Special Effects)
■『突撃隊』(1962 : Special Photographic Effects)
■『ハタリ！』(1962 : Special Effects)
■『底抜け柵ボタ成金』(1962 : Special Effects)
■『テレマークの要塞』(1965 : Special Effects)
■『竹の円盤』(1968 : Special Effects)


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