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「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」


★スタッフ
監 督………………………………………アービン・カーシュナー
製 作………………………………………………ゲイリー・カーツ
製作総指揮/ストーリー………………………ジョージ・ルーカス
脚 本………………………………………………リー・ブラケット
   ……………………………………………ラリー・キャスダン
小説化……………………ドナルド・F・グラット《徳間書店刊》
撮 影………………………………………ピーター・シャシツキー
音 楽…………………………………………ジョン・ウィリアムス
サウンドトラック・レコードとテープ
 ………………………………………ポリドール・RSOレコード

★キャスト
ルーク・スカイウォーカー…………………………マーク・ハミル
ハン・ソロ………………………………………ハリソン・フォード
レイア・オーガナ姫………………………キャリー・フィッシャー
ロボットC−3PO………………………アンソニー・ダニエルス
ロボットR2−D2………………………………ケニー・ベイカー
ダース・ベイダー…………………………………デイブ・プラウズ
チューバッカ…………………………………ピーター・メイヒュー
ランド・カルリシアン男爵………ビリー・ディー・ウィリアムス
                 《上映時間=2時間4分》

★世界が待ちに待った!史上最大のヒット映画がスケール3倍、面白さ10倍でやってくる!
 全世界で二億四千七百万ドルという史上最高の配収記録を樹立したスーパー・エンターテインメント映画、待望の続編がやってくる。
 今回は前作の三倍にあたる二千五百万ドルの製作費が投入され、知恵とアイデアを凝らして面白さ十倍の一段とパワー・アップされたSF映画史上最高の大作となっている。
ストーリーはジョージ・ルーカスが書き、彼は製作総指揮をとり、編集、特殊効果にもタッチしているが、監督は「アイズ」のアービン・カーシュナーにバトン・タッチしている。
 死の星(デス・スター)が爆発し、悪の権化ダース・ベイダーと帝国軍は、ルーク、ハン・ソロ、レイア姫たちの居場所をしつこく追求し、ホス(氷の惑星)で戦闘訓練をしている反乱軍を発見。雪と氷に閉ざされた惑星ですさまじい戦闘が展開される。このシーンは雪のノルウェーにロケして撮影されたが、これが「帝国の逆襲」の最初の見せ場である。前作のマーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーが再登場。人気者のチューバッカ、ロボットC−3PO、R2−D2も大活躍。ことに愛嬌者のR2−D2は少し改造され五種類の活躍を見せる。その一つは潜水術で、走るときは三本足になったり、別のところから手が出るなど複雑な動きを見せて人間味を加えている。レイア姫のロマンスもあり、スペース・アクションの凄味に、今回は人間的な厚味と深さを加えて、ヒューマンな味わいが一段と加わっている。

★どぎも抜く新兵器とキャラクターが続々と新登場!眼もくらむ壮大な宇宙艇の魅惑!
 今回は、続々と面白い新兵器とキャラクターが登場してくるのが話題だ。その一部を紹介しよう。ダース・ベイダーの乗るエクゼキューターと呼ばれる宇宙艇は18万個の電球をつけた大都市のスカイラインそっくりの空のマンモス。帝国軍は氷の上を四つ脚で突っ走るAT−AT・スノーウォーカー(全地域用装甲歩行機)、プロボット(帝国探知ロボット)などアッと驚く新兵器で反乱軍を追ってくる。
 さらにダース・ベイダーは賞金めあての悪漢たちをやとって、レーザー・ガン、ロケット・ダートなどを装備した凄い奴らが続々と登場。ハン・ソロたちとすさまじい宇宙戦争をエキサイティングに宇宙せましと展開するのである。このハンターには触毛を生やした両生類を思わせるエイリアンもおり、IG-88という戦闘ロボットもファンを驚ろかせる。
 一方、ハン・ソロの乗る宇宙艇ミレニアム・ファルコン号が全貌を見せる。全長60フィート、高さ16フィート、重量40トンという巨大な宇宙艇で、ミレニアム・ファルコン号とダース・ベイダーのエグゼクターの宇宙での対決が手に汗にぎられる。雲を背景に戦闘機が飛びかう空中戦は、白いマットを使用して特撮の新技術が開拓されている。

★氷の惑星から舞台は湿地帯の惑星へ!そして雲の惑星へと三転!大スケールで追撃!
 ダース・ベイダーによってハン・ソロたちは四散し、ルークは飛行機でホスを脱出し一面、湿地帯の惑星ダゴバに不時着する。ここでルークは深い叡智をたたえたジェディの騎士の師だったヨーダから霊力(フォース)を習得する。氷の惑星でルークが巨大な白い怪獣ワンパに襲われて傷つき、外科医のロボットたちに助けられるというエピソードも見せ場だ。
 ワンパとルークの大格闘に息をのむが、氷の惑星で運搬用に用いられるラクダのような形をしたトーン・トーンという動物をはじめ星状の洞窟に棲息するマイノックというコーモリのような形をした動物など、新キャラクターは、そのアイデアの凄さで驚ろかす。マイノックはスペース・シップの胴体には付着して宇宙艇を悩ませる。
 一方、ハン・ソロとレイア姫が逃れたのはベスピン(雲の惑星)ーハン・ソロと姫がルークのためにオトリとなってダース・ベイダーを迎え撃っていると知ったルークは、急いでベスピンに向い、ここで帝国軍を迎えてドラマは一大クライマックスに発展する。
 ベスピンでは“雲の惑星”の行政官、ランド・カルリシアン男爵(「ビリー・ホリディ物語」のビリー・ディー・ウィリアムス)という新人物が登場。男爵はハン・ソロたちを影から助けるのである。  反乱軍と帝国軍の戦争は、三つの惑星を舞台にして、予想もしない結末へとなだれこんでいく。  前作でアカデミー賞を受けた美術のノーマン・レイノルズ、音楽のジョン・ウィリアムズ、衣装のジョン・モロ、編集のポール・ハーシュが再び名チームを組み、特撮は「2001年宇宙の旅」「エイリアン」の名手ブライアン・ジョンソンが新しく加わった。かくて世紀のSF超大作は、79年3月5日の撮影開始から一年をかけてみごと完成したのである。

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