チラシＢ面全文データ

「スター・ウォーズ」

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★スタッフ
監督・脚本………………………ジョージ・ルーカス
　　　　　　　　　　　　　＜原作＝角川文庫刊＞
製　作………………………………ゲイリー・カーツ
撮　影…………………………ギルバート・テイラー
視覚効果………………………ジョン・ダイキストラ
音　楽…………………………ジョン・ウィリアムス
　　　　　　　＜サントラ盤＝２０世紀レコード＞
演　奏………………………………ロンドン交響楽団

★キャスト
ルーク…………………………………マーク・ハミル
ハン・ソロ………………………ハリソン・フォード
レーア・オーガナ姫………キャリー・フィッシャー
モフ・ターキン………………ピーター・カッシング
ベン・ケノービ……………………アレック・ギネス
Ｃ−３ＰＯ…………………アンソニー・ダニエルス
Ｒ２−Ｄ２…………………………ケニー・ベイカー
　　　　　　　　　　　《上映時間＝２時間１分》

★史上最大の興収記録を樹立！アカデミー賞７部門に輝く世紀のＳＦ映画！
　「ジョーズ」の興収記録を破り、史上No.1の輝ける新記録を樹立し、全米では現在も続映中で、まもなく一年のロングランに突入。本年度のアカデミー賞７部門（音楽、視覚効果、録音、編集、美術、特殊音響効果、衣装デザイン賞）に輝き、ＳＦブームを巻き起こした「スター・ウォーズ」がついにやってくる。
　アメリカでは、すでに二回、三回、見たというのは常識。七○回も見たというマニアまで出現し、「スター・ウォーズ」ブームの熱気は、全世界を熱狂の嵐でつつんだ。
　当年、34才のジョージ・ルーカス監督は「7才から70才までのあらゆる人を楽しませ、2時間の間、すべてを忘れられる映画を作ろうと思った」――と製作意図を語っているが、映画とはこんなに面白いものか、と劇場を出た人がすべて心ときめかす面白い映画こそ、この「スター・ウォーズ」だ。

★雄大な銀河系宇宙に想像を絶し手に汗にぎる大ロマンとアドベンチャーが始まる――
　遠いむかし、はるか数万光年かなたの大銀河系のことである。全宇宙は死の惑星デス・スターの独裁帝国に支配されていた。この総統モフ・ターキン（「ドラキュラ」スターのピーター・カッシング）に反逆するアルデラーン惑星のレーア姫（「シャンプー」のキャリー・フィッシャー）は、宇宙艇ごとターキンの親衛隊長ダース・ベイダーにとらえられた。
　レーア姫は、その直前、助けを求めてロボットＲ２＝Ｄ２の映像回路にメッセージを記憶させた。Ｒ２＝Ｄ２は。宇宙語通訳のロボットＣ＝３ＰＯと共に砂漠の小惑星タトゥイーンに逃れた。ロボットは20才の冒険好きの若者ルーク（この作品で人気爆発の美青年マーク・ハミル）にくず鉄として買われたが、ルークは、偶然、レーア姫の救助を求めるメッセージを発見し、姫の救助に向い、銀河系にかつて見たこともない大アドベンチャーが展開されることになる。

★愛すべきロボットと猿人チューバッカ！そして光線剣や宇宙戦闘艇の大スペクタクル！
　途中、ルークは砂漠の蛮族タスケン・レーダーに襲撃されるが、ルークを助けてくれたのは、もと騎士ケノービ老（「戦場にかける橋」の名優アレック・ギネス）。ケノービ老と共にルークは、ハン・ソロ（新鋭ハリソン・フォード）と猿人チューバッカの操縦する宇宙船でレーア姫の救出に向う。
　ロボット、猿人チューバッカの素晴らしいキャラクターも人気のマトだが、武器、兵器、小道具のメカニックな面白さも最高――スイッチを押すと刀の形に光の飛び出す剣（これでケノービ老はベイダーと決闘して命を失う。）ビーム銃。そして、クライマックスに登場するＸ翼型とＹ翼型の宇宙戦闘艇の活躍こそ血わき肉踊る空前のスペクタクルだ。

★猛スピードで展開される眼もくらむ大空中戦！特撮映画が到達した最高峰！
　この空中戦だけでも必見で、猛スピードの目もくらむ迫力を生みだしている。製作費950万ドル。その大半は363ヵ所の特殊効果とロボットを始めとする無数の小道具、大道具、セットに投入されている。この特撮のため75人の特撮陣が編成され、ミニチュア撮影による特殊効果、オプティカルによる特殊効果の両方で、まったく新しい研究開発がされ、“インダストリアル・ライト＆マジック”という工場まで設立された。これによって、宇宙空間での爆発シーンなどかつて映画で見たこともない新しい映像スペクタクルが見られ、この特撮がアカデミー賞を受賞したのも当然だろう。
　ロンドンのエルストリー・スタジオの9つの大ステージに、30の大セットが組まれ、惑星タトゥーインのシーンにはチュニジアの砂漠でロケされた。ことに苦労したのはクライマックスの空中戦シーンで、撮影に14週間かかっている。
　すべての面でケタはずれの映像スペクタクルは、準備期間三年、撮影期間一ヵ年の才月がかかっている。
　映画の歴史はじまって以来の文字通り最高のエンタテインメントが、ついに全貌を見せようとしている。

■ゴールデン・グローブ最優秀音楽賞受賞
■グラミー賞優秀映画音楽賞／インストゥルメンタル作品賞／インストゥルメンタル・レコード賞受賞
■ロサンゼルス批評家協会最優秀作品賞／音楽賞受賞
■アメリカ映画研究所選出“史上最高の映画”10本に入選
■全米ＳＦ、ファンタジー＆ホラー・アカデミー選出最優秀ＳＦ作品／監督／助演男優／脚本／特殊効果／メーキャップ／衣装デザイン賞受賞
他に10ベスト・フィルムに選んだ全米マスコミ、ニューヨーク・タイムズ他、全55社