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「クローン」
『ブレードランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・リポート』の原作者フィリップ・K・ディック
1982年に公開されたハリソン・フォード主演『ブレードランナー』(リドリー・スコット監督)のカルト的人気によって、一躍その名を知らしめたフィリップ・K・ディック。
日本でも50冊以上の著作が出版され、原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(ハヤカワ文庫刊)は初版から約50万部の売上を誇るロングセラー。本作『クローン』の原作「にせもの」を含む「パーキー・パットの日々」(ハヤカワ文庫刊)においても、約10万部というSF小説において圧倒的な記録を持つ、まさにSF界の巨匠。
多くの映像作家にも多大な影響を与えた『ブレードランナー』は、以降『オープン・ユア・アイズ』『ガタカ』『イグジステンズ』などたくさんのエピゴーネンを生んだ、まさにSF映画の先駆け的存在であり、続くA・シュワルツェネッガー主演『トータル・リコール』でディックの人気は不動のものになった。
さらに、S・スピルバーグが主演にトム・クルーズを迎え、『A.I.』に続いて放つ『マイノリティ・リポート』が2002年夏に全米公開を控える。ディックの原作に魅了され、スピルバーグ自らが脚本の構成に1年以上を費やした。
フィリップ・K・ディックの世界は常に映画人たちを刺激し、驚嘆と感動を与え続けている。
SFで描かれた未来の恐怖は現実となった!
クローン人間「11月着手」伊の医師
――朝日新聞 8/6付――
「クローン人間」是か非か
――読売新聞 8/16付――
安全管理に配慮し、計画推進。
クローンづくりで―米伊医師
――時事通信 8/10付――
フィリップ・K・ディック最新映画化作品
『クローン』は、人間としての存在とは?自分は誰なのか?何処に行くのか?など、数々のディック作品に描かれているテーマに、追われる男のスリルとアクションを加えたSFアクションミステリーである。
主演スペンサーに、『アポロ13』『身代金』など、最近大作での活躍が目立つ、名優ゲイリー・シニーズ。その妻マヤに『12モンキーズ』のマデリーン・ストウ。保安局のハサウェイには、怪物的な名演を観せる『ザ・セル』のヴィンセント・ドノフリオ。監督はモーガン・フリーマン主演でヒットしたサイコスリラー『コレクター』のゲイリー・フレダー。今作では近未来を舞台にスリルとミステリーを大胆にブレンドした演出で冴えを見せる。想像を超える驚愕のラストは、観る者の心を深く直撃するだろう。
STORY
近未来、地球は異星人ケンタウリとの衝突を繰り返し、人々は防御シールドで守られたドーム都市での生活を余儀なくされている。ある日、極秘プロジェクトの爆弾兵器を研究開発する科学者のスペンサーは、地球保安局のハサウェイ少佐に捕らえられる。彼はケンタウリが造り出したクローン人間であり、彼の体の中には目的のターゲットに近づくと自動的に爆発する爆弾が仕掛けられていると告げられる。必死で否定し抵抗するスペンサー。軍病院の医師である妻マヤに、本物の人間であることを証明してもらうため、ハサウェイを蹴散らし、逃亡する。果たしてスパンサーは、“偽者(IMPOSTOR)”として処理されてしまうのか?自らの存在を証明しようとするスペンサーの闘いが始まった・・・。
現実的な“クローン人間”問題
93年、アメリカで人間の胚のクローン作りに成功して以来、その技術は急速に進歩し、96年にはイギリスでクローン羊「ドリー」が誕生、世界に衝撃を与えた。今年8月にはイタリアの医師が不妊症カップルを対象にクローン人間を作る計画を発表、11月に着手する予定。成功すれば世界初となるクローン人間の誕生は、まさに秒読みの段階に入ったと言える。
クローン IMPOSTOR
www.clone-jp.com
■監督:ゲイリー・フレダー
■出演:ゲイリー・シニーズ/マデリーン・ストウ/ヴィンセント・ドノフリオ
[2001年/アメリカ映画/102分/ビスタサイズ/SR・SRD・SDDS/アメリカ:DIMENSION FILMS]
原作:ハヤカワ文庫刊 Marketing Produced by オメガ・エンタテインメント
www.gaga.ne.jp ギャガ・ヒューマックス共同配給 協力:ABC-MART
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