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「スキャナーズ」


まったく新しい衝撃
これが恐怖の
《超能力(スキャナーズ)映画》だ。

―――――――――スタッフ―――――――――
製作総指揮・・・・・・・ピエール・デイビッド
  〃  ・・・・・・ビクター・ソルニッキー
監督・脚本・・・デイビッド・クローネンバーグ
撮影・・・・・・・・・・・マーク・アーウィン
特殊効果・・・・・・・・・・ゲイリー・ゼラー
特殊メイク・・・・・・・・・ディック・スミス

―――――――――キャスト―――――――――
ベイル・・・・・・・・・スティーブン・ラック
キム・・・・・・・・・ジェニファー・オニール
ルース博士・・・・・パトリック・マッグハーン
レボック・・・・・・マイケル・アイオンサイド

映画を観ているこちらが危ない!
思わず超能力で応戦を・・・

 いち早く公開されたアメリカでは、バラエティ誌のトップをかざる大ヒット。公開日前日に行われたマラソン上映会では、つめかけた観客がチケット売場に長蛇の列をつくるという異例の騒ぎにまでなった。劇場内はもちろんのこと、糸をはりつめたような緊張感に包まれ、時折あがる女性客の悲鳴がより一層の恐怖感を誘う。とりわけラストのスキャナー戦に至っては、映画史に類のないほどショッキングな映像で、観ているこちらの方が破壊されてしまうような錯覚を起こし、思わず超能力で応戦したくなってしまう。

最高のスタッフによる新しい
SFサスペンスの誕生だ。

 「観客は教訓を求めて劇場へ来るのではない。戦慄で身体を震えあがらせ、心を打ちのめすような映画を創りたい。」と語るクローネンバーグ監督は、「スキャナーズ」でそれを実現させた。また、「エクソシスト」を手がけた特殊メーキャップのディック・スミス、スタントのアレック・スティーブンス、特殊効果のゲイリー・ゼラーといった超一流の特撮スタッフは、スキャナー・パワーで破裂する頭。腕や顔の血管が皮膚から盛り上がってくる気味の悪さ。肉体が燃え出したり、眼球が溶けてしまったりと、完璧なまでにリアルな衝撃シーンを創り出したが、これこそクローネンバーグ監督の狙った人々をギョッとさせる映像でもあり、今までに全くなかった新しいSFサスペンスの誕生でもあった。

今、最も新しい超能力者
スキャナーズの恐るべき力。

 スキャナーたちのパワーはとどまるところを知らない。見えないはずのものを見、聞こえないはずの声を聞く(透視)(透聴)、相手の心に語りかけ、その行動を自在にあやつる(テレパシー)、更に、遠い未来を知る(予知能力)。物体に巨大な力を加える(念力)。そして、スキャナーたちが特に従来のESP(エスパー)やPK(サイコキネシス)と異なる点は、彼らが他人の思考や生命活動をコントロールすることに秀れていることだ。また、電話回路を利用し、コンピューターの頭脳にパワーを送り込むことも出来る。そのプログラムを読みとり、あるいはその思考を破壊する。彼らのパワーは、いつ、いかなる所からでも攻撃可能だ。

映画史上初のショッキングなスキャナー(超能力)戦!
 浮浪者ベイルは、まだ自分の持つ力に気づいていなかった。だが、ある事件がきっかけで、彼女はコンセックによるスキャナーの訓練を受けることになった。コンセックとは、特に秀れた超能力を持つスキャナーたちを組織し、プライベートな兵器、或いはVIP専門のボディガードに育成しようとする巨大な警備会社だ。しかし一方、並はずれた超能力を持つレボックというスキャナーが、そのパワーによる世界征服をめざし、敵対するスキャナーたちの皆殺しを開始した。

全く予知できないラストが待つサスペンスの恐さは無限!
 はかり知れないスキャナー・パワーによって瞬時に破裂する頭蓋。燃えあがる肉体。心をコントロールされて自殺する男。息づまるサスペンスにみちて、次々に襲いかかるショッキング・シーン。そして、レボックの行方を追うベイルの前には巨大な謎が立ちふさがった。コンピューターで完全管理されたレボックの工場で生産される謎の薬品エファメロル。その薬品によって、世界征服を狙う“ライプ計画”とは一体どんな計画なのか。コンセックに潜り込んだスパイとは誰か。ベイルとレボックを結ぶ出生の秘密とは・・・。これらの謎が全てあばかれた時、物語はさらに巨大さと戦慄を増して、クライマックスの凄まじいスキャナー戦へとなだれ込む―――。


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