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「スター・トレック２　カーンの逆襲」

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スター・トレック２　カーンの逆襲
STAR TREK II THE WRATH OF KHAN

《スタッフ》
音楽・・・・・・・・・・・・ジェームズ・ホーナー
製作顧問・・・・・・・・・ジーン・ロッデンベリー
スター・トレック創作・・・ジーン・ロッデンベリー
製作総指揮・・・・・・・・・・・ハーブ・ベネット
脚　色・・・・・・・・・・ジャック・Ｂ・ソワーズ
ストーリー・・・・・・・・・・・ハーブ・ベネット
　　〃　　・・・・・・・・ジャック・Ｂ・ソワーズ
製　作・・・・・・・・・・・・・ロバート・サリン
監　督・・・・・・・・・・・・ニコラス・メイヤー

《キャスト》
カーク提督・・・・・・・・ウイリアム・シャトナー
ミスター・スポック・・・・・・・レナード・ニモイ
ドクター・マッコイ・・・・ディフォレスト・ケリー
スコット主任機関士・・・・ジェームズ・ドゥーアン
チェコフ・・・・・・・・・ウォルター・ケーニッグ
スールー舵手・・・・・・・・・・ジョージ・タケイ
ウフーラ通信士・・・・・・・・ニシェス・ニコルス
キャロル・マーカス・・・・・・・・ビビ・ベッシュ
デビッド・マーカス・・・・・メリット・バトリック
テレル艦長・・・・・・・ポール・ウインフィールド
サービック大尉・・・・・・・・カースティ・アリー
カーン・・・・・・・・・・リカルド・モンタルパン

解説
　23世紀の広大な宇宙を舞台に、惑星連邦所属の巨大な宇宙船USSエンタープライズ号とその乗組員たちが出逢う宇宙の不可思議と神秘、驚異と感動、そして冒険を79年に大型スクリーンに映画化して大成功を収めた「スター・トレック」が、いま再び全世界の1,000万人以上とも言われるトレッキー（「スター・トレック」の熱狂的なファン）たちの絶大な支援とリクエストによって、遂にその続編が誕生することになった。
　時は同じく23世紀。無から生命を生み出し、惑星規模にまで発展できるという人類にとっては驚異的な新開発“ジェネシス計画”をめぐり、USSエンタープライズ号のカーク艦長によって追放された悪の帝王カーンが策略する恐るべき計画。カーク艦長への個人的な復讐もからみ、カーンの恐るべき罠にUSSエンタープライズ号とその乗組員は絶体絶命の危機に陥る。
　未知の宇宙空間で、帝王カーン対エンタープライズ号の凄絶な戦いを中心に、アメリカ映画界が誇る最新最高の特殊撮影技術を駆使して描く壮大なＳＦアドベンチャー巨編である。

戦う！USSエンタープライズ号
　エンタープライズ号はジェームズ・Ｔ・カーク提督が、艦長として5年間の深宇宙探査航海の任務を終えた後、地球周回軌道上のドライドックで1年半に及ぶ大改修を受け、宇宙艦隊で最新最強のスターシップの1隻となった。光速をはるかに超えるワープ航法で宇宙を突っ走る、全長300ｍの青白色に輝く優雅な船体は、まさに天翔るスペース・スワンともいうべき美しさだ。USSというのは「ユナイテッド・スターシップ＝惑星連邦所属の宇宙船」という意味である。

謎につつまれた宿敵カーン
　今作でカークのライバルとして登場するカーンは、20世紀の優生学科学者らの優生血統管理下で生まれた超人類のひとりである。その体力は片手で2、3人を持ち上げる程の怪力、優れた記憶力、知力を持つ。1990年代の地球を独裁支配したが反乱により冬眠宇宙船ボタニー・ベイ号で地球を脱出。23世紀、当時エンタープライズ号艦長だったカークに救出された。だが艦乗っ取りを企て失敗し、セティ・アルファＶに追放されていた。

スター・フリート・メカニズム
★トライコーダー
　未知の物体、物質、生命体を探査、計測分析、記憶する三つの働き（トライとは三重の意）をするコンピュータの内臓された携帯用装備。惑星にクルーが上陸した時に使用。
★コミュニケーター
　惑星上陸班と艦との間の通信連絡用に主に利用される通信器。また上陸班が帰艦する場合、艦からの転送ビームが送信されるが、その時各人の位置を知らせる照準信号を発信する。
★フェイザーガン
　原理はフェイザー砲と同じであるが、上陸班の護衛用に使われる、小型のものである。麻痺、加熱、破壊、非物質化の四種のレベルに調節ができる。またオーバーロード状態にセット可能で、非常には時限爆弾に用いることができる。
★トラベル・ポッド
　人工重力装置付きの短距離用小型宇宙連絡艇。軌道上の宇宙船間の連絡など多目的に使うことができる。カーク提督がエンタープライズ号に乗船するときに使われた。
★ドライドック
　地球周回軌道上に浮かぶ宇宙の大ドック。宇宙船の建造や改修、修理に使われるだけでなく、発信基地としても使われる。エンタープライズ号もこの中に入り、一年半に及ぶ大改装を受けた。

ジェネシス計画とは・・・？
　宇宙ステーション・レギュラーＩにおける女性科学者キャロル・マーカスをリーダーとする科学者グループによる最高機密計画である。無機物の分子構造を原子を並べ変えることによって、有機物を作り出し、かつ生命体を創り出す。つまり、無から生命を作る――最終的には、全く生命が住む事のできない不毛の惑星を居住可能なパラダイスに変える素晴らしい計画である。
　逆に生命体の住む惑星に使用した場合、その生命を根絶する恐るべき最終破壊兵器ともなる。