時空戦士スピルバン 1986年4月7日〜1987年3月9日 テレビ朝日系毎週月曜日夜7時〜7時30分放映 渡洋史のもうひとつの代表作。 故郷クリン星をワーラー帝国によって滅ぼされ、宇宙の孤児となった2人の子供、スピルバンとダイアナは10年かけてクリン星そっくりの水の惑星、地球に辿り着く。しかし、そこは故郷と同じく、ワーラー帝国の侵略の魔の手が伸びていた。 スピルバンとダイアナはハイテククリスタルスーツを「結晶」し、ワーラーの戦闘機械人との戦いを繰り広げる。 スピルバンの姉ヘレンを「宇宙刑事シャイダー」で女宇宙刑事アニーを演じた森永奈緒美が演じ、ワーラーに操られ、へルバイラとなって弟と戦わされる悲劇のヒロインを好演した。 「父親(と姉)を捜す」「滅ぼされた故郷の仇討」「ヒロインの活躍」と、「宇宙刑事シリーズ」のエッセンスを凝縮した感のある構成は、様式美をも感じさせるJACのアクションとともに80年代東映ヒーローシリーズの集大成的作品と言える。 渡洋史もシャリバン・伊賀電の体当たり演技を継承しながらも、「渡節」とも呼べる「ヒーロー芝居」を確立。レギュラー衣装と相まって「変身前もヒーロー」を強く印象付けた。 澄川真琴演じるダイアナは来るべきヒロイン新時代を予感させた。 (c)ワタリヒロシ公式サイト製作委員会/(c)東映 |