SF MOVIE Data Bank


チラシB面全文データ

「未来惑星ザルドス」


★スタッフ
脚本・製作・監督・・・・・・・・・・・ジョン・ブアマン
撮 影・・・・・・・・・・・・ジェフリー・アンスワース
作品デザイン・・・・・・・・・・・アンソニー・プラット
特殊効果・・・・・・・・・・・・ジェリー・ジョンストン
構成協力・・・・・・・・・・・・・・・・・ビル・ステア
編 集・・・・・・・・・・・・・・・ジム・アトキンソン
音 楽・・・・・・・・・・・・・・・デビッド・モンロー
主題曲・・・・・・・・・・・・・・ポリドール・レコード

★キャスト
ゼッド・・・・・・・・・・・・・・・ショーン・コネリー
コンスエラ・・・・・・・・・シャーロット・ランプリング
メ イ・・・・・・・・・・・・・・セーラ・ケステルマン
フレンド・・・・・・・・・・・・・ジョン・アルダートン
アバロー・・・・・・・・・・・サリー・アン・ニュートン
ザルドス(アーサン・フライン)・・・ナイオール・バギー
ジョージ・セイデン・・・・・・・・・ボスコー・ホーガン

《上映時間 1時間46分》

●「ミクロの決死圏」「猿の惑星」につづく定評ある20世紀フォックスのSF超特作!
 SF映画と特撮技術ではいま世界最高水準を行く信用ある20世紀フォックスが「ミクロの決死圏」「猿の惑星」につづいて放つシネラマ方式によるSF超特作である。
 製作費一二○○万ドル(36億円)路線の大作として「ポセイドン・アドベンチャー」「三銃士」につぐスーパー巨篇で、ことに特撮技術をこらした未来惑星の大胆なセットはドギモをぬく華麗さで眼もくらむばかりだ。いかに金をかけているかは、このセットだけでも一目瞭然である。

●全米のマスコミも騒然!世界各国で大ヒット!
 この映画は昨年の「ポセイドン・アドベンチャー」の興行記録を続々書きかえてもっか全米で大ヒットとなっているが、まづマスコミの騒然たるショックと絶讃を紹介しよう。
*「2001年宇宙の旅」以来の驚異の世界だ。(ラルフ・ストーリー)
*久しぶりに見る最も想像力豊かで、技術的にも優れ、しかも面白い。「2001年宇宙の旅」以来、未来世界を暗示する作品でこれほど素晴らしい撮影技術を使った例はない。(ロサンゼルス・タイムス=C・チャンプリン)
*未来世界を暗示する興味つきない幻想世界。ジョン・ブアマン監督の想像を絶する斬新なイメージは観客の心をとらえて離さない。彼の知性と創造力に魅せられる。(ユニバーシティ・レビュー紙=M・ローゼンバーグ)

●2293年の未来人類驚異の世界!衝撃の話題でうちのめすこの神秘!このショック!
 高度成長をとげた20世紀は滅亡し未来人類は20世紀末に科学者と知識人が高度の頭脳と技術を結集して作りあげた“ボルテックス”といわれるユートピアを誕生させた。ここに住む未来人間は、不老不死の永遠の生命をもち、万一、死んでも再び生命を与えられ記憶も再生され、性欲はなくなっている。高度に恵まれたエリート階級で死ぬことのできないエターナル(永遠の人)と呼ばれる人種で構成されている。永遠の生命に耐えられない未来人間は痴呆状態で生き、反逆罪などによる刑罰で老人となって永遠に生きなければならない異分子もこの社会にいた。
 ボルテックスと外界とは見えざる壁で仕切られ、何者も侵入できないが、外界は荒涼たる別天地で、人類の生き残りのものが獣のように最低生活を営んでボルテックスに住む未来人間のために耕作に従事している。
 ボルテックスの地下にタバナクルと称する頭脳室があり、ここはボルテックスのあらゆる機能を司る神経中枢。永遠の人たちはみな脳髄にコンピューター化された水晶が移植され、指には水晶の指輪をはめ頭脳室と通信をかわす。

●戦慄のドラマ!史上空前のスペクタクル!
 ドラマはゼッド(ショーン・コネリー)という獣人たちを管理する撲滅隊隊長がボルテックスに侵入したことで起こる戦慄のリアクションからできている。
 外界の上空に巨大な首だけの怪物が飛行するが、これは獣人たちから神と信じられている神像ザルドス。この神像の巨大な口から獣人たちを射殺する銃器が送られ、獣人たちが収穫した穀物がボルテックスに運ばれる。穀物と一緒にゼッドは身をひそめボルテックスの秘密をさぐるため生命の危険にさらされ身の毛もよだつアドベンチャーに挑戦するのだが、そこでゼッドが見たものは何だったか?―永遠のユートピアの眼もくらむスペクタクルこそ史上空前の華麗さだが、はたして性欲もなく永遠の生命をもった未来人類は幸福だったろうか?―

●ショーン・コネリーの強烈なセックス・アピールに女性ファンは失神!
 007シリーズのジェームス・ボンド役をおりてから不調だったコネリーだが、この一作で完全に全盛期の人気を奪回したといわれる。その強烈なセックス・アピールが大評判で、失神の女性も出るというさわぎ。なにしろ、ボルテックスの性欲を失った女性たちが、強力な生殖力をもつ外界人ゼッドによって枯渇していた性の欲求を呼びさまされドラマは予想もつかない衝撃のラストになだれこんで行くのだから、ゼッド役のスターはこの映画の焦点でもある。コネリーはまさに適役。全篇、ほとんど半裸に近い姿でおしとおしている。

●そして・・・ボルテックス破滅の瞬間が・・・
 永遠の生命に耐えられなくなったボルテックスの未来人類たちの間に恐るべき反乱が・・・衝撃のラストのすごい迫力!ついにSF映画の最高傑作が全貌をあらわす。


SF映画データバンクチラシB面全文データ未来惑星ザルドス
(c)GeneralWorks