チラシＢ面全文データ

「アウトランド」

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●イオ＝ＩＯ
木星第3の月／直径2273マイル
木星からの距離　262070マイル
宇宙基地からの距離　70時間
補給シャトル　週に１回
表面重力、地球の１／６

●採鉱移民地　CONIAM #27
人員　2144
労働人員　1250
補助員　714
管理及び整備要員　180
任期　１年
警備責任者　連邦地方保安官
主な鉱物　チタニウム
自殺者　この半年間で28件
（原因不明　年々増加中）

「アウトランド」！！！！
　1979年3月9日、通信衛星ボイジャー1号が木星の衛星イオに驚くべき噴火山を発見した。「現代の惑星探査計画中最大の発見」と天文学者を狂喜させた硫黄と硅土の地−。映画「アウトランド」は、このイオの採鉱ステーションを舞台に、近い未来、くり広げられるであろう、男たちの冒険と戦いを描いた、サスペンスあふれるドラマだ。新任の連邦保安室長ビル・オニール（ショーン・コネリー）が、この衛星イオに原因不明の自殺者が異常に多い謎に挑む。−−かつてフォックス映画の社長時代に「スター・ウォーズ」「オーメン」「愛と喝釆の日々」「ジュリア」「結婚しない女」など、世界的なヒット作を次々に放ったアラン・ラッド・ジュニアが、みずから設立したラッド・カンパニーから発表した野心満々の第１作。監督に「カプリコン・1」のピーター・ハイアムズを迎え、この映画のために開発したイントロビジョンという画期的な影像枝術を導入して、アラン・ラッド・ジュニアは一体、何を企んだのか！？

「ズラリ揃った演技派！見ごたえ充分」！
　主役を演じるショーン・コネリーは、“O07”シリーズでスーパースターになったのち、あのスパイ・アクションの無責任な仮空性にイヤ気がさして、リアリズム第一の演技派に転向をはかった人だから、彼の意欲とハイアムス監督の意図とは、まさにこの映画でぴったり一致したといえよう。
　共演は「ヤング・フランケンシュタイン」や「候補者マッケイ」「ＦＩＳＴ」のピーター・ボイル、「結婚ゲーム」「悲愁」のフランセス・スターンハーゲン、「出逢い」「カプリコン・１」のジェームズ・Ｂ・シッキング、イギリスの名舞台女優キカ・マーカム、黒人の歌手・ダンサー・俳優クラーク・ピータースなど。

「オスカー常連の超Ａ級スタッフ」！！
　撮影はスチーブン・ゴールドブラット、装置は「バレンチノ」やハイアムス監督の「ハノーバー・ストリート」でおなじみのフィリップ・ハリソンの担当で、「エイリアン」など字宙サスペンスには定評のある音楽のジェリー・ゴールドスミスは「オーメン」でアカデミー賞を受賞しておリ、特殊効果の監修を引き受けているジョン・ステアーズもすでにアカデミー賞を2度受賞している。
　もう一人、衣装デザイン担当のジョン・モローも「スター・ウォーズ」でオスカー受賞ずみだし、そのほか録音のロビン・グレゴリーは「ザ・ディープ」で、編集のスチュワート・バードは「スーパーマン」でそれぞれアカデミー賞の候補に選ばれているから、言ってみればこの映画は、オスカーにゆかりの名手たちがそれぞれの分野で腕をきそったその成果が大きな見どころのひとつ。