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「ガタカ」


“緊迫感みなぎり心引きつける・・・ユマ・サーマンはこれまででもっとも豊かな演技。
『ガタカ』は官能的かつ知的、そして感動的でもある体験”
●ジーン・シスケル、シスケル&イバート

“感情も思考もかき乱す映画、ストーリーは巧みで卓越している・・・
スマートで魅力的な作品” ●マイケル・メドヴェッド、ニューヨーク・ポスト

『リアリティ・バイツ』を送り出したジャージー・フィルムが再びイーサン・ホークと組んだインディーズSF
 舞台は近未来。そこでは社会的成功を決定する要因は、優秀な遺伝子(DNA)を“デザイン”されて生まれた“適正者”たちのみが社会のエリートになれるのだ。だが、人間の一生は果たしてDNAによって左右されるのだろうか?劣性の遺伝子を持ったまま生まれた“不適正者”のビンセントは、そんな社会システムに抵抗し、自らの遺伝子に刻まれた宿命に挑戦する生き方を選ぶ。幼い頃から宇宙に飛び立つことを夢見てきた彼は、事故のため将来を断たれた若者ユージーンの優秀な遺伝子プロファイルを買い取り、彼になりすましてガタカ社の職員となる。ところが、夢がかなう一歩手前で、ひとつの殺人事件が彼を危機に陥れる・・・。

今、一番ホットな二人が共演!
 ビンセントを演じるのは『リアリティ・バイツ』の若手実力派スター、イーサン・ホーク。未来社会で体制に逆らう等身大のヒーローを演じている。ビンセントに心惹かれていく美しいアイリーンをクールに演じるのは『パルプ・フィクション』のユマ・サーマン。実生活ではイーサンとの間に子供が誕生する予定だ。ビンセントに自らの遺伝子を提供する不運のエリート、ユージーンには、『オスカー・ワイルド』のジュード・ロウ。本作への出演を機に、正統派英国美形スターの大型新人として一躍注目を集めている。

美しく、もの哀しく、清涼感のある不思議な世界!(ガタカ・ワールド)
 監督はCM出身のアンドリュー・ニコル。独特のビジュアル感覚で洗練された近未来社会を構築してみせたその手腕は、これが第一作とは思えないほど。アメリカ映画には見られないユニークな色彩設計でガタカ・ワールドを演出してみせたのは『トリコロール/青の愛』などで高い評価を得ているポーランド出身の撮影監督スワヴォミル・イジャック。未来の建物から小道具に到るまでを周到にクリエイトしたのは、『オルランド』でオスカー候補となったヤン・ロルフス。衣裳デザインは『若草物語』やティム・バートン作品を手がけてきたコリーン・アトウッド。音楽は『ピアノ・レッスン』で熱狂的ファンを持つマイケル・ナイマンが担当している。

GATTACAとは?
DNAに含まれる4つの化学物質―guanine(グアニン)、adenine(アデニン)、thymine(チミン)、cystosine(シストシン)の配列。これらはその頭文字をとってG、A、T、Cと表される。ガタカ=GATTACAとの関連にお気づきだろう。


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