チラシB面全文データ
「未来世界」
●SFメカがいっぱい!面白さ抜群のアイデアが爆発!
いま、アメリカは空前のSF映画ブームに湧いている。人類の恒久の願望であるタイム・トラベルを基本としたこの大ブームが生んだ数多くの作品――その中にあって“近未来”あるいは現在でも起り得る超科学の恐怖をテーマに描いた異色のSF超大作だ。
この映画の魅力は、いままでのSF映画にない着想の面白さと“007”シリーズを超えるSFメカニックたっぷりのアクション・アドベンチャー、そして迷路のようにハメこまれたミステリーが交互に炸烈することだろう。
クローン人間を製造
未来火器ブラスター
幻想体験装置
アンドロイドの工場
●76年度全米SF映画最優秀作品賞を獲得!
地球のなかのもうひとつの地球“デロス”。このマクロの空間でつくり出されるロボット、アンドロイド、そして最も発達したクローン人間たち。これらデロス・アーミーの上に君臨する謎の支配者――デロスの帝王の恐るべき野望とは何か!?いま、その巨大な軍団が地球人にむかって侵略、反逆を開始した!
卓抜したアイディア、スケールの大きい特撮で公開と同時に大ヒット、全米科学アカデミー選出の76年最優秀SF映画賞を獲得した話題の超大作らしく素晴らしい出来ばえとなっている。
●製作費20億円!超スケールの特撮シーン!
このSFパニックの製作に投入された巨費はなんと20億円!これらの大半は完璧な特撮シーンに費やされている。多段方式ロケットや巨大なコンピューター・システムなどは実際に使用されているNASA(アメリカ航空宇宙センター)で大ロケを敢行、実物の迫力に圧倒されてしまう。目もくらむスペース・センターの豪華なセット、ロボットや高度な疑似ロボット・アンドロイドそして、遺伝学・分子生物学の発達が将来可能にするかもしれない一種の複製人間“クローン人間”の精巧さなど驚異の特殊技術は超一流のものである。
●アメリカSF映画界最高の超一流スタッフが集結!
原案はSF小説の名作中の名作と信奉されている「アンドロメダ病原体」の著者マイケル・クライトン。脚色をメーヨー・サイモンとジョージ・シェンクという若手が担当、斬新さをもり上げている。監督はTVシリーズ「ロックフォードの事件メモ」や最近作「トラック・ダウン」などアクション映画を得意とするリチャード・T・ヘフロン。音楽はアカデミー作曲賞を獲得したこともあるフレッド・カーリン。特撮監督は「ウエストワールド」のブレント・セルストロムが担当。製作は「キャバレー」のポール・N・ラザルス3世。
●この一作に賭けるピーター・フォンダ!
「イージー・ライダー」以来、ニュー・バイオレンスの旗手として国際スターの地位を確立してきたピーター・フォンダ。この作品では新しい彼の側面を見せているが、この一作に賭ける彼の並々ならぬ演技力が見事に開花、新境地を開いたといえよう。フォンダの恋人役には「刑事コロンボ」でおなじみの美人スター、ブライス・ダナーが扮している。そのほか「キラー・エリート」のアーサー・ヒルが共演、さらにTVCMなどでグッと身近になったユル・ブリンナーが特別出演しているのも話題を集めている。
スペース・ファンタジー
アンドロイドの闘士
●四次元の世界へ誘うスペース・オペラ!
もしも、この地球上にまったくあなたとウリふたつの別のあなたがいたとしたら…。しかも別のあなたが当然のようにあなたを襲ってきたとしたら…。いったい残るのは二人に一人、あなたか?それとも別のあなたか!?
ロボットは人間に危害を与えてはならず、また人間の命令に絶対の服従を約されているが、特定の人間の体細胞によってその人間とそっくりの人間として生み出されたクローン人間はどうか!?何万、何十万というクローン人間たちにこの地球上の重要な人物たちがするかえられてしまったら…。
●地球征服をたくらむ“デロス”の巨大な罠!
アメリカに誕生した地上最大のレジャー・ランド“デロス”。世界中からより選られた政治家、軍人たちが都市宇宙船に乗り“デロス”の中の未来世界へ到着した。敏腕記者チャックとニュース・キャスターのトレイシーも一緒だった。“デロス”の内部はコンピューター操作のロボットとそれを操作する技師アンドロイドでいっぱいだ。オーナーのダフィやシュナイダー博士の挙動を不審に思ったチャックは真夜中調査を開始した。妨害、さまざまな事件…チャックに危機が…。“デロス”――それは恐怖のクローン人間・製造基地だったのだ!
DELOSWORLD
未来世界
カラー作品/アメリカAIP作品
東宝東和提供
アンドロイドの思考コントロールを行うコンピューター・センター
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