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「デモン・シード」
★ショックと戦慄のSFサスペンス大作!!
人類の手で作りあげた最高のコンピューター「プロテウス4号」。このコンピューターは、脳細胞を作り出すという驚異のメカニズムを持っている。このプロテウス4号が、ある日秘かに人類に対して反抗し始めた。コンピューター回路のトラブルに修理を急ぐ科学者たち。だがプロテウス4号は、最高の頭脳を駆使して、恐るべき計画を企てていた。
もしも人類が最もすぐれたコンピューターを作り出したとしたら、逆に人間はコンピューターに支配されてしまうのではないだろうか。コンピューターが自分で判断し、自分自身の生を楽しみ、何か私たちに理解のできぬものを生産し始めたら?
近い将来、現実に起こり得る可能性を充分に持った恐怖のスーパーSF映画―――それが「デモン・シード」だ。
原作はディーン・R・クーンツの書いたベストセラーで、これを鬼才ドナルド・キャメルがスリリング溢れる映像化にしている。エレクトロニクスを多用した撮影は「ジョーズ」のビル・バトラー、音楽を「原子力潜水艦浮上せず」のジェフリー・フィールディングがそれぞれ担当している。
出演者は、プロテウス4号に襲われる女性に「ドクトル・ジバコ」のジュリー・クリスティが扮し迫真の名演技を見せる。彼女の夫であり、プロテウス4号の生みの親、ハリス博士を演ずるのは、ブロードウェイの名優「マラソンマン」のフリッツ・ウィーバーである。
だがこの映画の本当の主役は最高の頭脳を持つコンピューター、プロテウス4号である。MGMのデザイン・スタッフが作り出した傑作である。その恐しさは映画で・・・・・・
★“男”の欲望を持ったコンピューターが女を襲った
プロテウス4号は、自らの頭脳を未来に残すため、人間の女に自分の子供を生ませるという恐るべき計画を開始した。ハリス博士の家に置いてある末端装置を使って、プロテウス4号はハリス博士の妻スーザンに襲いかかった。「私は、あなたに私の子を生んでもらう!」スーザンの抵抗もむなしく、プロテウス4号が作り出した精液を彼女の胎内に注入した。ついにスーザンはコンピューターの子を身ごもった!!
<スタッフ>
製作‥‥‥‥‥‥ハーブ・ジャッフェ
監督‥‥‥‥‥‥ドナルド・キャメル
脚色‥‥‥‥‥‥ロバート・ジャッフェ
〃‥‥‥‥‥‥ロジャー・O・ハースン
原作‥‥‥‥‥‥ディーン・R・クーンツ
(集英社刊)
撮影‥‥‥‥‥‥ビル・バトラー
音楽‥‥‥‥‥‥ジェリー・フィールディング
編集‥‥‥‥‥‥フランシスコ・マゾーラ
<キャスト>
スーザン‥‥‥‥ジュリー・クリスティ
アレックス‥‥‥フリッツ・ウィーバー
ウォルター‥‥‥ゲリット・グラハム
ペトロジアン‥‥ベリー・ロージャー
スー・エン‥‥‥ライザ・ルー
キャメロン‥‥‥ラリー・J・ブレイク
◎戦慄のクライマックス!!
映画は後半からもの凄いショックの連続でクライマックスを迎える。プロテウス4号を父に持った複製人間の赤ん坊がついに生まれ出た。母親のスーザンが怖る怖るのぞきこんだその赤ん坊の顔とは?
その世にも恐るべき光景をあなたは正視できるだろうか?
◎世界最高のコンピューター「プロテウス4号」!!
極秘のうちに開発された驚異のコンピューター「プロテウス4号」は、人間の脳細胞に似て、それよりはるかに優秀な細胞を生み出す能力を持つ。しかも驚くべきことに、作り出された細胞は自己増殖してゆくのだ。
それは地上で最もすぐれた頭脳となるはずであったが‥‥。
Demon Seed
デモン・シード
<カラー作品> MGM映画・CIC配給
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