艦 長■ | 安達博士(1号機)、リチャードソン博士(2号機) |
解 説■ |
未知の飛行物体を迎撃する目的で開発された宇宙挺。 日本の国際宇宙科学センター内第99工場で建造された。 外板は最高の強度を有する金属S250号。 兵器として熱線砲を装備。宇宙レーダー、自動防衛装置、重力調整装置付宇宙服、月面用探検車などを搭載。(操縦パネルには「Hitachi」の文字が刻まれている) 搭乗員は1号機・安達博士以下8名、2号機・リチャードソン博士以下8名。 怪電波探査発信地点と推測される、月面ソビエツキー山脈左側100〜150kmの範囲に着陸を目指す。 大気圏離脱直後の外壁温度は470度。30万キロの定点通過は出航72時間0分50秒後。月までは残り13万キロで3時間36分11秒後を予定。 地球から30万キロの地点で敵の誘導兵器と遭遇、熱線砲で撃破する。 月まで272キロの地点で反転エンジンを始動して機体を着陸態勢に方向転換した。 1号機は遊星人ナタールに催眠コントロールされた岩村隊員によって月面上で爆破される。 |
デザイン■ | 小松崎茂 |
模型解説■ |
各種ギミックが内蔵された2メートルサイズと、飛行用の50センチサイズのものが作られた。 2メートルモデルの外板は金属製で、乗員昇降ハッチ、探査装置、月面探検車用エレベーターが可動。垂直尾翼のランディングギアは差し替え式だった。 発射シーンに用いられたのもこのモデルで、発射時の火焔もモデルに内蔵された。撮影が行われたのは東宝第11スタジオ。 |
登場作品■ | 『宇宙大戦争』(1959) |