解 説■ |
惑星LV426(アチェロン)で、鉱石輸送船ノストロモ号乗員によって発見された生命体。 上部に開閉機構を持つ卵状態で長期間生命維持を行い、寄生可能な生物の接近によって目覚める。 寄生した状態はフェイス・ハガーと呼ばれ、8本の触手と一本の長い尾によって寄生対象に固定、対象の気管に寄生管を挿入して対象体内に移る。 寄生後第二形態は破棄される。 体内に寄生したのち、チェスト・バスターと呼ばれる体長30センチ程度の鋭い牙を持つ蛇状の形態となり、寄生した生命体の体内より出る。 その後脱皮を繰り返し頭頂高2メートルを越す2足歩行形態となる。 体液は濃硫酸。 |
キャスト■ | ボラジ・バデショ Bolaji Badejo 他 |
デザイン■ | H・R・ギーガー H. R. Giger |
製 作■ |
カルロ・ランバルディ Carlo Rambaldi(エイリアン・ヘッド・エフェクト) ロジャー・ディッケン Roger Dicken(チェスト・バスター、フェイス・ハガー) |
解 説■ |
デザインの基となったのは当時出版されたばかりだったギーガーの画集「NECRONOMICON」から、監督のリドリー・スコットが選んだ「NECRONOM IV」。細長く伸びた頭の理論的解釈のため、ギーガーは二重顎(歯のはえた舌)を考案した。C・ランバルディによって製作された頭部の重さは4キロ。 チェスト・バスターはギーガーの原案では「羽根をむしった七面鳥」のようであったものを、R・ディッケンによって手が加えられ、成長したエイリアンの頭部に尻尾をつけたような形態になった。撮影用には手を入れて演技できるマペットが作られた。 フェイス・ハガー腹部の撮影に用いられたのは、イカ、ムラサキ貝、カキなど。 成長したエイリアンの実物大の原型はボラジ・バデショの全身石膏像に肉付けされる方法で、彫刻家でもあるギーガー自らが行った。頭部には本物の人間の頭蓋骨が用いられた。 『エイリアン4』にはシリーズ初となるフルCGエイリアンも登場。 |
登場作品■ | 『エイリアン』(1979) |
■ | 『エイリアン2』(1986) |
■ | 『エイリアン3』(1992) |
■ | 『エイリアン4』(1997) |
■ | 『エイリアンVSプレデター』(2004) |