星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−

星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶− 第3巻



終 章

あっという間に一週間が過ぎ、オレとゲランは立ち会った。
バブさんも密かにリベンジを画策していたらしく、ゲランと何やらこそこそ忙しそうにしてたんだが、結果は。。。まぁ、オレの勝ちって感じだ。
武士の情けってやつだ、細かくは書かない。
ソバルにもゲランにも勝ったからって訳じゃないんだろうが『レン』の修理代はタダってことになっちまった。
バブさんとゲランとで、既に決まっていたことらしく俺がどうこう言う雰囲気じゃなかったから、そのままありがたく甘えさせてもらうことにした。
得したのか損したのかは微妙なところだが。。。細かいことは気にしない。
「これから、ややこしいことになりそうな依頼は受けないようにするよ」
バブさんが肩をすくめながら言うのを聞きながら俺は美味いコーヒーを飲み干した。
カランコロンカラン
コロンカランコロン
「アニキィ」
ややこしいヤツってのはどこにでもいるもんだ。




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