星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−

星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶− 第3巻



閉の結章

ソバルのオッサンは怒り狂っていたが状況がそれを許さなかったようで、手下に引きずられるように、スクラップに近いビルドアームとスクラップになっちまったビルドアームと共に立ち去った。
ゲランの兄ちゃんは感激したようでえらくテンションが高い。
バブさんは、嬉しいようなそうでないような複雑な表情だった。
考えてみれば、ぶちのめした長剣のビルドアームはバブさんのカスタマイズを受けたモノだ。
それが一方的にやられたんじゃ、こうなるかもしれない。
ま、一件は収束の方向へ向かって進んでいるようだ。
「一週間後、楽しみにしてるゼ」
ゲランはそう言うと、手下の方へ歩いていった。
そういや、そんな事も言ってたっけな。



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