星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−

星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶− 第3巻



結の結章

一週間後。
なぜか立ち会うことになった俺。
間に合わねぇんだからしょうがねぇじゃねぇかってのはバブさんだ。
ゲランはゲランで納得していない様子で、ソバルをぶっ倒した後日、立ち会うことになってる。
要するにいろんな意味で負けられないってことだ。
「しかし、俺でいいのか?」
トレーラーの荷台に積んだ『レン』を思いながらバブさんに聞いてみる。
「ゲランさんが、それで了承とったらしいから問題ないよ」
倉庫で一回やられてるからな。。。手を入れたあとの調整には丁度いいって感じではあるんだが。
前後をゲランの車に挟まれた形で、俺とバブさんと『レン』を乗せたトレーラーは郊外の空き地へと進んで行く。
「あれか?」
ハンドルを握るバブさんの視線を追うと、遠くに数体の人影が見えた。
この距離から確認できる人影ってのは、もちろんビルドアームだ。
1,2,3,4。。。四体。
4つか。。。対戦した後、「やっちまえ!」って事になった場合、3対1。。。
ま、なんとかなるだろう。
空き地へ乗り入れた俺達を待っていたのはソバルご一行様と起動した四体のビルドアーム、それにトレーラーに乗っかった一体のビルドアームだった。
ま、なんとか。。。なるかな?



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