星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−

星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶− 第2巻



締の転章

ハルはもう一人の小桜の情報どおり、病院にいた。
いくつか酷い打撲傷を受けちゃいたが、2、3日大人しくしてれば問題ないそうで一安心だ。
ただ。。。
ベッドの横で見舞っている時に回診があって、ハルが俺のことをアニキって言っちまったもんだから、俺が身元引受人ってことになった。
やれやれ。
そうそう、誘拐については、イトーの手下に拉致られて俺の電話の後、しばらくして小桜と名乗る男に助けてもらったらしい。
どうやらハルは警察沙汰にはしたくないらしく、そのへんの手続きは一切とってない。
ま、いろいろあるんだろう。
そんなこんなで、とりあえずは一安心と、病室を出ると、見覚えのある顔が二つ並んでいた。
「よっ」
小桜たちだった。



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