星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−
転の転章
ガァラガァラガァラ・・・
重い音を響かせつつ出来上がったのは黒い『歩ヒョウ』であった。
開かれた腹部に乗り込むのはイトーである。
「テメェをぶっ倒す『歩ヒョウ』をよーく見ときな」
腹部を開いたまま、くるりと一回転。
背中には黄金の龍がのたくっていた。
「俺の『歩ヒョウ』=『闇黒龍』だ!」
アンコクリュウね、はいはい。
「さぁとっとと纏え」
いちいち言われなくてもわかってらーな。
(そろそろヤルか相棒)
俺は心の中である形を念じた。
巨大な人型を。。。
カラカラカラカラ・・・・
軽快な音を響かせつつ現れたのは碧い『歩ヒョウ』であった。
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