星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶−

星乱拳客伝 外伝 −鋼の記憶− 第1巻



承の承章

「ゴーチェ・アングル」
それが今俺たちを追っている男の名前だ。
地元建設業界の有力者の次男坊で、なかなかやっかいなヤツらしい。
「で、この続きはどうする?」
店の裏口から出たのはいいが、危うくゴーチェの手下と鉢合わせってタイミングだった。
で、とりあえず『ナオさん』、女、俺の三人は裏路地のよく分からない窪みに隠れてるって次第だ。
そうだな。。。と『ナオさん』が考え出すと、ゴーチェの手下が先に動いた。
店の裏口に手をかけ、そっと入ってゆく。
1、2、。。。3人目はその場で待機。
『ナオさん』と女と俺は小さくうなずくとゆっくりと路地裏へ戻った。
スコっ バンッ
昏倒する手下を残して俺達は雑踏に飲まれた。
「で、この続きはどうする?」
今度は『ナオさん』が俺に問うてきた。
本来部外者の俺は付き合う必要はねーぞって事だ。
「どうする?」
小さい女も相変わらず楽しそうに聞いてきた。
「さて。。。どうするかな」
3人は雑踏の中をどこへゆくともなく歩んだ。



次章:承の転章


(c)General Works