星乱拳客伝 外伝 −三つ目−
Nightclubbing
第７章
だんっ
と踏み込み
ばばっ
と撃つ
どんっ
と踏み込み
ばすっ
っと蹴る
どんっ
ばっ
がつがつっ
がちっ
だだん
ばん
撃つ打つウツ。
蹴るケルける。
打打打打打打打打
蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴蹴
乱打戦であった。
理屈ではない動物としての破壊衝動が蘭丸をつき動かしていた。
（いいねぇ）
打てば響くとはこのことか。
「気をつけてくださいね」
天道の言葉が不意に頭をよぎる。
（なにに気をつけろってんだ）
打打打打
「彼女は私たちとは違うんですよ」
（どこが違うってんだ）
打打打打打打打打
（ん？）
最後の打撃をかわしたヘブンズ・ガーディアン。
蘭丸はその瞬間、妙な違和感を感じていた。
（このことか・・・？）
妙な違和感。。。それは。。。
次章：第８章
『文句（もんく）があるなら、かかってこいよっ』
(c)General Works