星乱拳客伝 外伝 −三つ目−
Perfect Day
第7章
巨大な緑のビルドアーム、ベリドット・タイクーンに跨った灰色の中型ビルドアーム、ヘブンズ・ガーディアン。
一方的に攻めているのは灰色のビルドアームであった。
がつんがつん
逃れようともがく緑のビルドアームをコントロールしつつ、拳を叩き込んでゆく。
がつんがつんがつんがつん
と、不意に大きく体勢を崩したヘブンズ・ガーディアン。
がががん
ビルの爆破解体が如く内側へ崩れ落ちたベリドット・タイクーン。
振りかぶった拳が空を切り、瓦礫を撒き散らしたヘブンズ・ガーディアン。
次の瞬間。。。
そこに立っていたのは、緑の中型ビルド・アームであった。
ぶん
と疾ったローキックは瓦礫の中から何かを蹴り上げた。
宙へ浮いたのは。。。灰色の巨人。。。
更なる追撃を加えるのは緑のビルド・アーム。
装甲を外したベリドット・タイクーンであった。
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『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』
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