星乱拳客伝 外伝 −三つ目−
Perfect Day
第6章
がつんがつん
男は止まらない打撃を感じていた。
(どうするかな。。。)
唐津はコクピットの中でゆっくりと考えていた。
一方的に攻められてはいたが、実際のダメージはほとんどなかったのである。
(長槍でぶっ刺せればラッキーかと思ってたんだが、そうは上手くいかねぇやな)
(しかし、このポジションから展開できないってのも間抜けな話だ)
(これじゃ客が納得しねぇ。。。いや、俺が納得でねぇ)
コンソールになにやらコマンドを入力しながら、うむむと唸る唐津。
(。。。いっちょ、いっとくか)
首をぐるりと回すとゴキリと音がした。
「うしっ」
コンソールに浮かんだ「Relese Ready」の文字。
かつんと押したキー
次の瞬間、
ばばばばっ
巨大な緑の装甲板が一気に四散した。
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『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』
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