星乱拳客伝 外伝 −三つ目−

星乱拳客伝 外伝 トーナメント編 第6話

Everybody Need Someone



第3章


「そいつぁホントに『あの』ヘヴンズ・ガーディアンなのかい?」

ハンガーに吊るされた緑のビルドアーム。
その巨体に上半身を潜り込ませたメカニックが大声を張り上げる。

「さぁ、どうだかな」

スポーツ新聞片手の男が気の無い返事を返す。

「本物なら・・・楽しくなりそうだなぁ唐津よぉ」

男のごつい顔に浮かんだ笑みが想像できそうな声音であった。

「おうさ」

唐津の横柄な返答にも喜びが溢れていた。

次章:第4章

『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』
(c)General Works