星乱拳客伝 外伝 −三つ目−

強敵であった。
互いが互いを高めあいつつ、攻防は更なるステージへ。

星乱拳客伝 外伝 −三つ目− 第13巻

DESPERADO



第10章 NOBUSI
野武士

(こいつ。。。強い)
アミルは内心、舌を巻いていた。
幾分荒削りな動きではあったが、その一撃一撃の重さは想像を上回るものがある。
(こんヤツが見世物まがいの闘いをしているとは。。。)
(世の中、何があるか解からんな)
アミルは久々に全身の血が熱くなるのを感じていた。
(おもしろい)
打つ・打つ・打つ
(まだ倒れるなよ)
突く・突く・突く
(付いて来い)
薙ぐ・打つ・突く
(まだまだ行けるぞ、お前はどうだ!)
打つ・打つ・撃つ
闘いは更なる高みへ移行して行く。




次章予告


嵐のようなアミルの攻撃で次第に防御にまわる蘭丸。
本物の武士(もののふ)相手にどう対するのか蘭丸よ!

外伝 第13巻
次章:第11章 『強い』ということ THE POWER

『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』
(c)General Works