星乱拳客伝 外伝 −三つ目−

三つ目の『歩ヒョウ』=『レン』を駆る『ヒョウ師』榊蘭丸。
三眼流とどう対するのか、三つ目のヒョウ師よ。

星乱拳客伝 外伝 −三つ目− 第13巻

DESPERADO



第3章 twine strings
絡む糸

「三眼流?」
どこから調べたのか蘭丸の携帯に天道からメールが届いた。
三眼流を名乗る者からの対戦依頼だそうだ。
自分の流派すら意識したことのない蘭丸にとって、今一つピンとこないものである。
(三眼流。。。その手の話はジジイの担当じゃねぇのか?)
しかし、藤十郎はトーナメントで蘭丸と闘った後。。。しかも勝利して。。。、姿をくらましている。
ちょっとした旅行だという話であったが、ドコでナニをしているのかは不明である。
藤十郎の携帯を鳴らしてみるが、当然のように電源は切られていた。
「。。。だよなぁ」
新しくできたバーガー屋の座布団のようなバーガーを食べながら、ひとつ溜め息をついて再び歩き出したその時であった。
「蘭丸さんじゃありませんんか偶然ですね」
不意にかけられた声は路肩に止まった車からであった。
「天道。。。」
(ぜってぇ偶然じゃねぇ)
「乗っていきませんか?」
天道はいつもの微笑で蘭丸を誘(いざな)った。




次章予告


天道に呼び出された蘭丸。
いつもの展開に疑惑を隠さない。
はたして。。。

外伝 第13巻
次章:第4章 「反抗」と「あきらめ」と resistance and abandonment

『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』
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