星乱拳客伝 外伝 −三つ目−

唐突に走り出した、『歩ヒョウ』
『碧』
『紅』
二体の『歩ヒョウ』が繰り広げる戦いとは・・・

星乱拳客伝 外伝 −三つ目− 第6巻

DON'T LOOK BACK



終 章 Hyou-Shi ヒョウ師


・・・・・・。

突然走り出した二体の『歩ヒョウ』に、会場が一瞬静まり返る。
そして、

ワォォォォォ・・・

ほとんど悲鳴に近い歓声が上がる。
その声が届いているのか、
『ヒョウ師』=『ランメール』こと『蘭丸』と、
『ヒョウ師』=『ラルク』。

30m。
25m。
20m。
15m。
10m。
5m。

ヘヤッ

一瞬速く、右の中段回し蹴りを繰り出す『蘭丸』。
渾身の力を込めた、フェイントも何もない真っ直ぐな一撃。
そして、

チェャャャァ

更に一歩踏み込んで、左の拳を打ち込む『ラルク』。
渾身の力を込めた、フェイントも何もない真っ直ぐな一撃。

『蘭丸』の中段回し蹴りと『ラルク』の左拳。
繰り出したのは『蘭丸』が一瞬速かったが、その、スピードは『ラルク』の左拳が上回っていた。

そして・・・

第6巻 未完




『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』

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