星乱拳客伝 外伝 −三つ目−

星乱拳客伝 外伝 −三つ目− 第5巻

YOU JUST GOT LUCKY



序 章 a day... ある日・・・


カチッ、ブォンーー

いつものように、研究室の自分の端末を立ち上げると、

「メールが8通届いています。」

いつものようにディスプレイに映し出された。
そして、いつものように次々と、メールをさばいていると、

(・・・ん?)
見慣れない名前が、一つあった。

|区分:指定なし                         |
|発信:室長 R                         |
|                                |
|素材研究部門グループD ラルク・マホガニー研究員 殿      |
|                                |
|  明後日16:00                      |
|                                |
|  3Sブロック B7 FL会議室 へお越し下さい。      |
|                                |
|                                |
|メタダイン研究所                        |
|汎用ビルドアーム研究部 総合開発課 C3室           |
|室長 R 内線(997859)                 |
(何だ?、こりゃ)

いくら考えても、思い当たる節はない。

(まあ、いいや。あさっての事だし。)

コンピュータに別のウインドウを開き、スケジューラーを立ち上げる。
偶然、空いていたあさって16:00、そこに謎のメールが貼り付けられる。

・・・しかし、ラルクは知らない。
毎週木曜日16:00の定例会議が中止になった理由を・・・
研究中の新素材の研究期間が1ヶ月延びた理由を・・・
そして、そのメールの真の意味を・・・



次章予告

突然、届いた謎のメール。

無視する理由も見つからないまま、

指定された場所へ向かう、白衣の男『ラルク』。

この研究員に、

何が待ち受けているのか・・・

『文句(もんく)があるなら、かかってこいよっ』

外伝 第5巻
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